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ERPシステム事業部ERP system Division

ERPソリューション部のイメージ

企業の基幹となる財務・会計・人事・生産・販売・購買などの業務をサポートする情報システム ERP(Enterprise Resources Planning:統合基幹業務システム)は、経営資源である(ヒト・モノ・カネ・情報)を一元的に管理し効率的な経営に欠かすことができません。また、企業の経営課題となっているDX(Digital Transformation)を活用した迅速で俊敏なイノベーションの実現にも ERPは大きな役割を果たしています。最近のERPはAIによる最新機能を搭載しクラウドにも対応しており、ますます導入する企業が増えています。

ERPシステム事業部では、グローバルでスタンダードになっているSAP、Oracle、Microsoftが提供するERPソリューションをサポートし、お客様の戦略的なシステム導入においてのコンサルティングから要件定義、設計・開発、運用にいたるまでを支援しています。また、製造業の基幹システムと工場の生産ラインの各製造工程と連携する現場をサポートする「製造実行システム」である MES(Manufacturing Execution System)の導入支援にも強みを持っています。

SAPソリューション

SAPソリューション
ドイツのSAP社が提供し、世界中の大企業で圧倒的なシェアを持つERPソリューション

特徴

業務カバレッジが広く、グローバル展開に強い
財務会計、販売、在庫管理、生産、購買、人事などフルカバー

業界別ソリューションが豊富
製造業、金融、医薬、物流、公共など

標準機能が豊富
リアルタイム処理に優れる(HANAによる高速分析)

Oracle ソリューション

アメリカのOracle社が提供するERPソリューションで、クラウドERPを先行して推進し、現在は「Oracle Fusion Cloud ERP」が主力。

特徴

財務会計・プロジェクト管理に強い
会計・連結・予算管理・EPM(企業パフォーマンス管理)など

他のOracle製品(DB、EPM、HCMなど)との統合性が高い
柔軟な設計が可能だが、カスタマイズ性はSAPより高め
クラウドネイティブの設計でモダンUI/UXが強化されている

Microsoft Dynamics 365

アメリカのMicrosoft社が提供するERPソリューションで、中堅~中小企業向けを主軸としつつ、大企業向け製品も拡充した機能を持つ。現在は、ERPとCRMが統合された「Dynamics 365」シリーズが主流

特徴

Office製品(Excel, Outlook)やPower Platformとの親和性が高い
Power BI、Power Appsなどとの連携が容易

柔軟な導入形態(モジュール単位で導入可能)
使いやすいUIと比較的短期間での導入が可能
中堅企業にとってコストパフォーマンスが良い

MES ソリューション

MES(製造実行システム)は、製造で管理すべき5M(Man:人、Method:方法、Machine:機械、Material:材料 、Measurement:計測)情報を収集・統制します。
スケジューリングに基づいた進捗管理・作業指示・設備I/F連携を行います。MESによって収集したデータからデータマイニング・AIにて品質分析、故障診断・故障予知を行い、歩留り・生産性を向上させます。
生産計画(上位システム)と現場(製造機械や作業員)との橋渡しをする中間層の実行システムで、リアルタイムでの生産状況を把握・制御し、効率的な製造を支援します。MESは、上位のERP(例:SAP、Oracle 他)と下位の制御系システム(PLC、SCADAなど)の中間に位置します。

特徴

ERP:生産計画、原価管理、購買など全体最適を管理
MES:現場で「今何がどうなっているか」を把握・制御
PLC/SCADA:実際の機械・ラインの制御、信号収集