MES(製造実行システム)は、製造で管理すべき5M(Man:人、Method:方法、Machine:機械、Material:材料 、Measurement:計測)情報を収集・統制します。
スケジューリングに基づいた進捗管理・作業指示・設備I/F連携を行います。MESによって収集したデータからデータマイニング・AIにて品質分析、故障診断・故障予知を行い、歩留り・生産性を向上させます。
生産計画(上位システム)と現場(製造機械や作業員)との橋渡しをする中間層の実行システムで、リアルタイムでの生産状況を把握・制御し、効率的な製造を支援します。MESは、上位のERP(例:SAP、Oracle 他)と下位の制御系システム(PLC、SCADAなど)の中間に位置します。
企業の基幹となる財務・会計・人事・生産・販売・購買などの業務をサポートする情報システム ERP(Enterprise Resources Planning:統合基幹業務システム)は、経営資源である(ヒト・モノ・カネ・情報)を一元的に管理し効率的な経営に欠かすことができません。また、企業の経営課題となっているDX(Digital Transformation)を活用した迅速で俊敏なイノベーションの実現にも ERPは大きな役割を果たしています。最近のERPはAIによる最新機能を搭載しクラウドにも対応しており、ますます導入する企業が増えています。
ERPシステム事業部では、グローバルでスタンダードになっているSAP、Oracle、Microsoftが提供するERPソリューションをサポートし、お客様の戦略的なシステム導入においてのコンサルティングから要件定義、設計・開発、運用にいたるまでを支援しています。また、製造業の基幹システムと工場の生産ラインの各製造工程と連携する現場をサポートする「製造実行システム」である MES(Manufacturing Execution System)の導入支援にも強みを持っています。